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help リーダーに追加 RSS 教育にもちこまれる経済原理とは

<<   作成日時 : 2006/03/19 18:24   >>

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かっての国立大学が独立行政法人になり、国からの補助が毎年減額されていくことがテレビのニュース番組でとりあげられていた。今や大学に採算性が求められているのだ。

京都府師範学校として始まり100年以上の歴史がある京都教育大学が、経費節減のために教員の人数や研究費が削られ続けているという。

その一方で、福井大学では工学部が繊維に金属の鍍金をするという技術を産学協同をおしすすめ、大学の経営を良くするために努力している姿が映し出された。

確かに、理工学部や医学の研究ではそのようなことも可能な分野もあろう、しかし教育学部や文科系学部のおおくでは、産学協同といっても難しいに違いない。あるいは、一部の大学や学部、分野のみが経済的に潤い栄えていくのだろうか?

教育とは本来社会が自分自身の未来のために行っている投資ではないだろうか。短期的にではなく長期的な視野で評価しなくてはならないだろう。教育や福祉は元々短期的な利益につなげるためにあるものではない。

私は私立の学校で育てられてきたし、現在私学の教職員でもあり、政府には支配されない形で私立の教育機関が日本に存在することの意義は大きいと考えている。しかし、地方の国立大学がこのような形で統廃合されようとしていることには危機感を覚える。

今の日本には大学が既に多すぎるのかもしれないし、必要のない大学もあるといわれれば、私はそれに対する反論の材料を十分にもってはいない。それにしても京都教育大学程の大学が、これ程の窮状に追い込まれていることは異常ではないだろうか?

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コメント(4件)

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しんぞう先生、お久しぶりです。

私は文学部でした。自分がそちらに関心があったからなのですが就活が散々でした。
親や周囲の人から何か資格を取らないとこれからの時代に必要とされないと言われ自分でもそのように追い詰められた気持ちでいます。

でもクローズアップ現代のこの番組の中で、ノーベル賞を受賞した小柴さんが、理学や哲学や文学といった実学ではない学問の分野がどんどん削られて、なにか産業と結びつくものばかりに目が行くのは、長いスパンで将来を見据えた時に、大切なものを見落としているというか、社会全体の厚みを生み出さないとコメントされていました。

産業に直結せずとも、基礎となる学問の重要さが社会の重層さや成熟につながるように思います。
megu
2006/03/20 10:30
私は、情報科学、しかも通信分野という実学志向の強い分野を専攻しました。

近年の国公立大学が取らざるを得なくなった「独立行政法人化」の道は、スタッフの充実や施設の充実を幾分か容易にしました(私立では考えられないことですが)が、その反面、予想されていた通り資金的な問題を露呈させています。

大学で行われる学問とは、実学だけにあらず。
実学だけになってしまうと、そう遠くない将来、より大きな危機が訪れるような気がします。

実学は、営利を追求する民間企業の資本で。
実学でないものは、公的な資本で。

研究の幅を維持して欲しいものです。
GALANT's Cafe
2006/03/20 13:05
 こんばんは。
 難しいことは苦手で良く分かりませんが、国立の大学医学部附属病院の看護職についている同級生が2年前に会った時、丁度独立行政法人化で採算を重視し人件費の削除が目的で電子カルテなどのOA機器を駆使し人員を減らしていると聞きました。それで、OA機器に慣れるまで残業が増え、患者さんにしわ寄せがいくことも増え、身体がもたないと嘆いてました。
 現在はその状態にも慣れてきたそうですが、まだ医学部とか理工系は業績とか研究とかが目に見え易いので予算もつけやすいのかもしれませんが、文系は難しいのでしょうか。

 医学も理工系も最終的に人の生き方につながり人を扱うもので、その基礎になる教育はとても大切ですのに…。
 大学の指導者や研究者が、業績や採算の取れることを優先に考えないと生き残れない世の中になっていくようで、何だか人としての内面の豊かさが奪われる感じがして悲しいです。

 
ひる行灯
2006/03/20 22:43
meguさんも番組を見ていたのですね。そう、私も小柴さんのコメントがすばらしいと思いました。大学では短期的な利益だけを目安とせず、長期的な展望で研究できる環境が必要だと思います。

Galantさんや行灯さんの言うように、教育や福祉、医療の世界まで競争原理・市場原理を持ち込むのは問題があるように思います。
加藤眞三
2006/03/22 21:10

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