ブログ13ヶ月 自由の広場

前回ブログ1周年を書いてから、この記事までに、 記事のアップが一つしかないことに気がついた。 MELITの方には、その間に8件の記事を書いているるので、 ブログの記事がMELITに移動していることになる。 MEELITはやや公的な性格を帯びてきているので、 このブログでは気楽な日常的な話題の記事を書いていきたいと思う。 今、アルコール医学生物学研究会のために札幌に来ている。 今日静岡に移動し、そこで講演をし、 翌日は大阪で行われる第2回の肝臓教室アドバイザリーカンファレンスに参加する。 丁度このブログを開始したのも、 第1回のアドバイザリーカンファレンスが行われる直前であった。 そして、そこでsinさんと初めて会うことにもなった。 大阪は肝臓病教室の集まりが活発で刺激される。 今年は、一年遅れで、 東京にもアドバイザリーカンファレンスに相当するものを立ち上げる予定だ。 医療関係者の間でも患者への情報提供のあり方が、大きな関心事になってきている。

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「たぬき」 について

「「肝臓病教室のすすめ」 より」について どうも、私がたぬきだという話がいきなり出てきては、意味不明ですので、タヌキの由来をTBさせてもらいます。 http://bella-donna.at.webry.info/200602/article_1.html

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「個人情報保護法で厚労省  家族へ知らせるには患者の同意が必要」について

「個人情報保護法で厚労省  家族へ知らせるには患者の同意が必要」について sinさんへの返事が遅れていました。 sinさんの立場はよくわかりますし、個人情報保護法はよい変化であることと思います。しかし、法律だけで家族を無視して本人に告げるということが起これば、やはり医療の現場では混乱が起きることと思います。もっと、この事実(患者に先に知らせること)を世間に周知させなければ、気分を害する家族は一杯いると思います。 http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/2800813

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キュアからケアへの移行ではなく、キュアの土台にあるケアを

 がんの末期管理など終末期の医療では、キュア(治療的医療行為)からケア(援助的医療行為)への移行ということがよく言われる。 そこには、キュアする術がなくなったからケアぐらいしかできないという思想が根底にある。しかし、ケアはキュアができなくなったから行うべきものであろうか。  本来、ケアは医療の根底に常にあるべきものであり、キュアがなくなったからと出てくるものではない。ケアは終末期の医療だけでなく、慢性期の医療においても大切な視点である。私は、肝臓病教室を慢性疾患のケアとしてとらえている。慢性肝炎や肝硬変・肝臓がんの人にケアをするための教室を運営できるのが理想の姿だ。慢性病のケアであれば、それは患者さんがどう生きるかの問題につながる。満足して安らかに死を迎えられるための終末期のケアよりも、慢性病のケアは現実の問題としても、社会的に意義も大きい。慢性病ではキュアもケアも同様に大切なのである。  従って、従来言われてきた横長の長方形を斜めに腺をいれて、キュアからケアへの移行ではなく。ケアを長方形として土台にすえ置き、キュアが終末期に向かって狭くなる三角形が上に置かれるのが医療のあるべき姿であろう。  慢性病のケアをこれからの医療に育てていくことが、何よりも求められている。 肝臓病教室のすすめ―新しい医師・患者関係をめざして

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サルートジェネシス(健康生成論) と 解決志向アプローチ

大阪で開かれた肝臓病教室アドバイザリーカンファレンスでの講演で、タイトルにあげた二つの方法論について簡単に紹介した。両方とも原因を追究せずに、解決の方法をより具体的な行動として捉えようとするところに共通点がある。私は双方ともに、永田勝太郎先生の主宰する研究会 「こころと体の痛み研究会」で知った。  サルートジェネシス(Salutogenesis;健康生成論)は、イスラエルの健康社会学者Aaron Antonovskyにより提唱された健康観である。  現代医学で中心となるパソジェネシス(Pathogenesis;病因論)は、医師主導であり、病気の原因を追及し、それを取り除くことにより治療しようとし、病気と健康を異なるものとして分断する。それは、疾病中心主義であり、病気を取り除き絶対的な健康になることが目的になる。  それに対して、サルートジェネシスは、患者中心であり、健康の部分を育てることにより解決を図ろうとする。健康、病気、死には一連の連続性があり、健康中心主義である。たとえ病気や障害があっても、人間として全体としての秩序がとれていれば 、その人は相対的健康であり、よしとする。残された資源を見つけ出し、それを活用しようとする。  解決志向アプローチは、米国で活躍する韓国人インス-・キム・バ-グ により開発されたブリーフテラピーの一つである。 1)もし壊れていないのなら、直そうとするな、 2)上手くいっているなら、それをせよ、 3)上手くいっていないなら、他のことをせよ…

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慶應義塾大学病院 肝臓病教室のおしらせ

肝臓病教室のお知らせ 慢性肝炎、肝硬変、肝臓癌などの慢性肝臓病をかかえる患者さんを対象に、肝臓病に関する情報を提供する教室を開催しています。下記のスケジュールで行いますので、興味や関心のある方は是非ご出席下さい。家族の方の参加も歓迎いたします。 参加費は無料です。特に事前の登録は行っていません。自由に参加してください。当日会場には筆記用具をお持ちください。 日時; 第4(または第5)土曜日 午前10時から12時 場所; 内科外来特別診察室(内科処置室の奥) 1. 肝硬変とその合併症に対する治療      平成17 年 4月30日 2. 肝臓の検査では何をみているのか      平成17年 5月28日 3. 肝臓病と日常生活の注意           平成17年 7月30日 4. 慢性肝炎とは;抗ウイルス療法について  平成17年 4月02日 その後も同じテーマで繰り返して行う予定です。 消化器内科外来医長 加藤 眞三 原則として本院に通院の患者さんを対象に行っています。 もし、本院に通院以外で参加ご希望の方は、人数確認の念のために 本ブログのコメント欄に参加希望とお書きください。

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「がん患者のための情報センター」を について

面白いアイデアですね。 このようなものができるとよいですね。 ところで、このセンターの経営母体はどの様にお考えでしょうか。国立や官僚が天下り先の機関でないことを、私はのぞみます。 http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/3055848

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「肝臓病生活指導テキスト」 のご紹介ありがとうございます。

 sin さん 生活指導テキストの紹介ありがとうございます。ブログを開いてから、自分でも驚くほどのアクセスがあります。 もちろんアクセスしたのは誰なのかは判りませんが、sin さんの記事やブログからの経由が多いことだけはわかりました。  それだけ患者さんの中でも情報の提供が求められているということなのでしょう。今まで自分の病院でない患者さんへは、あまり情報発信をしていなかったので、これからはブログを利用して全国の患者さんに向かっても情報発信をしたいと思います。  地方で手に入りにくい方は、Amazon経由やセブンアンドワイなどを通してご購入してください。 http://oosaka-hepatic.cocolog-nifty.com/00/2004/10/post_24.html 肝臓病生活指導テキスト

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個人情報保護法で厚労省  家族へ知らせるには患者の同意が必要

今年の4月からは家族が先ではなくて、先ず患者さんに病状を告げて 本人の了解が得られれば家族にも告げてよいという順番になるという。 1月31日の共同通信の記事に書かれている。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050131-00000231-kyodo-soci まさに、自己決定権を重んじる方針が最優先されたものだ。 今までのがんの告知とは全く逆になる。 もっともHIV感染に関しては、すでに行なわれてきたことである。 それが全ての疾患に広げられようとしている。 日本人の意識の転換は、もうそこまですすんでいるのだろうか。 現場での悩みはつきない。 「肝臓病教室のすすめ」より 病名告知と家族の反対  癌の患者を受け持つ時、悩まされる問題の一つが病名告知です。中でも、有効な治療が期待できない進行癌の時には、病名を告げることを家族から反対される場合がほとんどです。「あの人は普段強がりを言っているけれど、本当は気の弱い人だから。自分が癌だなんて知ってしまうと、落ち込んでしまってどうしようもなくなる。」とほとんどの場合、本人に癌とは知らせずに済ませたいと家族から希望が出されます。 日本では癌が発見されると先ず家族にそのことを話し、本人に伝えてよいかどうかを家族に聞き、本人へ告知するかしないかを決めることが一般的です。はたして、これでよいのでしょうか。HIV感染症では全くその逆であり、先ず病気を本人に知らせ、本人の承諾が得…

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[肝臓病生活指導テキスト] の紹介

肝臓病教室が普及するに従い、そこで生活指導をする人向けのテキストが求められていた。従来の教科書では生活指導に詳しく触れられたものは少ない。 そこで、若手医師、栄養士、看護師などを対象に肝臓病教室で話す内容をまとめたのがこの本である。 肝臓病をもつ患者さんにも読めるようにと平易な表現をこころがけた。肝臓病で悩む患者さんにも是非お読みいただきたい。 まえがきより  わが国で慢性肝臓病に患っている人は200万人を超えると推定されています。ウイルスの感染から慢性肝炎、肝硬変、肝がんと長い経過により進行する病気をかかえている患者は、その病気がどのようなものか、どうすれば治るのか、治らない時にはどのようにすれば良いのか、家族にウイルスをうつさないためにはどのような注意が必要かなど、あれこれと考え思い悩んでいます。そして、慢性肝炎の患者の多くがうつ状態にあるこも報告されています。  急性疾患は短期間あるいは入院期間中に治る病気であり、その治療を医師に任せてすんでしまいます。患者はその病気について必ずしも詳しく知る必要はありません。一方、慢性疾患では、病気をかかえての家庭や職場における生活があるために、その病気の経過や診断と治療法に関して、そして食事、飲酒、安静と運動、感染予防などについての正しい知識が必要です。知識を持たないことに起因する不安感も少なくありません。すなわち、慢性疾患では病気をかかえながら高いQOLを維持するために、病気に対する正しい知識が不可欠です。  このように考えた私は、19…

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肝臓病教室アドバイザリーカンファレンス 大阪 開かれる 

大阪にて肝臓病教室を開こうとする20施設約80名の病院の医師、栄養士、看護師、薬剤師などの集会が開かれた。大阪厚生年金病院や大阪医療センターなど、もうすでに開いている施設の報告があった。それぞれ準備のために多くのスタッフが集まり、立派な教室を開いている。色々な施設でそれぞれの特徴のある教室を開かれればよいのだと思う。あれだけのチームで運営するのは大変なことかもしれないが、その分ワイワイやる面白さもあるのだと思う。 慶應大学では今まで省力化のためにと、少ないメンバーでの運営を行なってきたが、来年度からはもっと若手の医師に参加してもらい、看護師にも協力してもらいチームとしての運営をしたいと思っている。それが若手の教育のためにもなるのだろう。 しかし、これから始める病院やクリニックであれば、一人でも二人でも充分できることを知ってもらいたい。とにかく、一度開いてみることをおすすめする。患者さんのよろこぶ姿を見れば二度目もやろうという気になることと思う。 肝臓病教室を開くためのハードルを少しでも低くしたい。 教材や資料のインターネットを通した配信も間もなく開始できると思う。乞うご期待。 皆さんの教材も他の施設のために持ち寄りましょう。 大阪に来るといつも感じる。この熱気は何なんだろう。 私自身が随分励まされる。同士と会えることはよいものだ。 患者さんへの情報提供を真剣に考える医療関係者は確実に増えている。 このような会が全国の色々な地域で行なわれれば素晴らしい。 医療の維新、夜明けは…

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ご紹介ありがとうございます。

慶應大学で肝臓病教室の普及に努めている加藤です。 肝臓病教室を普及させるためには、医師や医療関係者へ訴えるだけではなく、患者さんにもそのことを要求してもらいたいと考え、「患者の生き方」を出版しました。医療関係者の中にも教室をやろうと興味を示してくれる人が増えています。しかし、保険で点数化されていない行為は経済的に収入につながらないためできないという人も多いのです。 普及させるためには、まず、よいモデルをつくること、そして、その需要があることを世に訴えることと思っています。 是非、あちこちで情報提供の場を要求してください。 http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/2989468

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大阪地区でもりあがる肝臓病教室

大阪は肝臓病教室が日本中の中でも最も盛り上がっている地区だ。 昨年も4回ほど大阪での講演に招かれた。 今日も大阪大学第二内科の肝臓病を専門とする医師の集まりに招かれ、千里で肝臓病教室に関する講演をさせていただいた。 明日は、肝臓病教室を開いている病院の医療関係者の集まりがある。 なぜ大阪でこの様に盛り上がるのかと、考えてみた。一つは自治の精神が大阪にはあるのではないだろうか。もう一つは、中川米造先生の地元だからではないかと思う。 東京ではどちらかといえばお上に任せるという雰囲気があるが、大阪には自分のことは自分でするという精神が強いように感じる。

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「肝臓病教室のすすめ」 より

(あとがきより)  情報網波乗狸考 肝臓病教室用のスライドの中にマスコット動物としてタヌキがでてきます。その由来について、当節流行の情報網波乗りにより解説したいと思います。 私の生まれ故郷四国は,タヌキ合戦があったことで有名です。出生の地、阿波の小松島市には今も正義感の強かった大将として金長タヌキがあがめられ(http://www.tokushima.med.or.jp/komatsushima/komatusimasi/tanuki1.htm)、正一位金長大明神として日の峰山のふもとの金長神社に祀られているのです。この金長タヌキは宮崎駿の企画で映画化もされた「平成狸合戦ぽんぽこ」の中にも登場しており、ご存知のかたもいるかもしれません。 小松島市には、金長たぬき郵便局まで実在し、金長饅頭は徳島の代表的銘菓となっているのです。 さて、話は冒頭からいきなり横道にそれてしまいましたが、(イエイエ、このコラム自体が全く横道そのものなのですが)、ここで核心の本題に戻したいと思います。 .そうです、このでかい物の本体が何であるかに関する問題についてであります。「タンタンタヌキの金○○はー」と親しみ歌われていますが、本当はどうなのでしょう。(http://members.jcom.home.ne.jp/k-ono/misc/sai/sainokuni3.htm)。 「金箔・銀箔を作り、塗り物や敷物に使う工芸が盛んな地、金沢市で聞いた話として、金箔を造るときに、金の小さい玉一匁をタヌキの皮…

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