笑顔であたたかい風を

 最近、病棟に女医が多くなりました。国家試験の合格者の中の女性の比率が、もう既に30%を超えているのだから当然です。内科に限れば女性の比率はもっと高いでしょう。 昔と違って(いえ、昔もそうでしたが、 汗!)、最近の女医は才色兼備というか、容姿端麗で学問優秀と、これはもう文句のつけようなしという人もいます(このもが余計だ)。 先日も、来年度の学外からの研修医候補者の面接試験にも立ち会いましたが、女性陣の元気さと優秀さには驚かされます。男性の方が元気がない。  ただ、残念なのは、病棟や外来では、どうもその美しい顔が固い表情の後ろに隠されてしまうことです。時には、ストレスのせいか顔がゆがみ左右非対称になっている医師も見かけます。女医は、余りニコニコ愛想良くしていると看護婦にバカにされるからとか、患者に看護婦やクラークと間違えられないようにとか、色々と気を使うことが多いのでしょうか。 エエッ、患者にストーカーされてしまうから。いや、本当にそういう“美しい素敵な”女医さんもいましたけどね。(イヤイヤ、あなたがそうじゃないなんて言っているわけではないのです。) A先生の「ギャハハハ」という馬鹿笑いがきらいだって。やっぱりあれでは品がないですね、病棟では。 ソオ、品がないといえばやはりB先生の「イヒヒヒヒ」という卑猥な笑いも良くないね。 ウン、確かにC先生の「ウフフフ」「オホホホ」もおかまっぽいかな。 エエッ、D先生のいつも上に媚びるような「エヘヘへ」という笑いのほう…

続きを読む

遺伝子の乗り物 次世代からの贈りもの

新しいベルトを身に着けて 今日一日を過ごした。 このベルト、 長女に初任給があり、 贈ってもらったものだ。 もう、そんな年になったのか。 子供を見て初めて自分の年を悟る。 ここまでくればこの乗り物の任務も 7合目をすぎたと。 過日、「プレゼントに何が良い?」と尋ねられた。 ネクタイでは趣味が出るし、 あまり人からもらうべきものではない。 何か目立たないところで、しかも身につけられて、 記念に一生使えるものが良い.. とあれこれ考えた末に、「黒いベルト」と答えた。 プレゼントをもらい、いざ身に着けるとなると、 「どの長さで切ろうか。」と考え込む。 これから私の体重は。 肥満になっていくのなら、 一番余裕ある長さにしておくのが良い。 今、ピったりにすれば、 使えなくなる日が近いかもしれない。 15年先に使うために長めに残しておかねば。 いやいや、この前の検診でBMIが25.3。 肥満と判定された。 これ以上太っては、この乗り物自体が壊れてしまう。 結局、現在ぴったりの真ん中の穴にあうように 思い切って切断。 果たしてこれで何年間使えることやら。 せめて、次世代乗り物が2台とも 一人運行になるのを見とどけたいが。

続きを読む

うらみと復讐

復讐という言葉にギクッとしました。確かにひどい医療に出会い、そのような気持ちになる人も多いことでしょう。そのような人が、このタイトルを目にして本を手にとって読み、結果として今後医療に前向きに対処できるようになる本であることを願います。明日には紀伊国屋から送られてきます。  センセーショナルなタイトルで話題をよぶというのも一つの方法ですが、そのことによってそれを読むことをしり込みする人も多いはずです。私も、ひかわさんと今回のような関わりを持つことがなければ、そのタイトルだけで購買しないことになっていたと思います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「生きがいの探求」より 「おのれ、見ておれ!」とか、「今に仕返しをしてやる」とかいう気持ちは、この世からなくしたいものだ。復讐的気分は、世の中をいつまでたっても、おだやかに美しくしない。 これからいっても、いっさいの勝負事は人の心をますます利己的にし、何かにつけてこの世を濁すばかりだ。遊戯などでも、自分も楽しく、他人もたのしいというようなことのみにならなければならない。  春から秋へと一足飛びにはいかない。一から三へいたるには、どうしても二を経ねばならない。全てこの世の出来事で、このプロセスを無視することは絶対にできない。ただ、その時その時の遅速の度があるだけである。  この世が理想へ近づくにしても、一足飛びには、いたりうるものではない。個人が幸福、円満になるにしても、またそう…

続きを読む

ブログの一ヶ月

 ブログを開設してちょうど一ヶ月になる。思わぬ反響があり、2000近くのアクセスもいただいた。その数だけではなく、大阪では肝臓病友の会の方ともお会いする機会をこのブログが作ってくれた。 医療のことをいろいろな角度から意見を出し合えるブログをめざして、続けていきたい。  コメントやトラックバックをしてくれた方にはお礼を申し上げたい。このようなコメントに励まされてブログを継続する動機になっている。これからも気軽にコメントをしてください。

続きを読む

市場原理と競争にゆれる医療に夢を

 医療は、本来市場経済や競争とは相容れないものだ。弱者に対する思いやりが、医療にはどうしても必要だ。ところが医療の世界にも市場原理がどんどん押し寄せている。  大学医学部の中でもやはり医師の間に競争意識が強くはたらいている。競争をしていると競争にかつこと自体が興味の対象になり、何を競争するのかの中身は二の次になってくる。競争そのものが目的化してしまうためだ。そして、競争社会での勝者が上に立ち、強者の論理の世界が作りあげられていく。そのような構造の中で生み出される医学教育に、弱者に対する思いやりが育まれるであろうか。  医療には競争以外の行動原理が必要だ。医療を、社会全体を、進歩・進展させるために、競争原理に変わるべきものは何だろうか。わたしは、使命感、あるいは志と呼ぶべきものだと思う。未来に夢をもてるかどうかが大事だ。夢をもつためには理想を知らねばならない。たとえ、それが現実と離れていようとも。  夢を共有し、行動をしよううとするものは同士だ。同じことをすればライバル視されやすいが、夢を共有する同士の間であれば、それは競争ではなく、連帯となる。市場経済と競争原理にゆれる医療に夢をもたねばならない。どのような医療を理想とするのか。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 理想を見つつ現実をはなれず、しかも現実を一歩ずつ向上させねばならない。 永遠を仰ぎつつ現在をはなれず、しかも現在を一歩ずつ向上させねばならない。 「生きがいの探求」(出口日出…

続きを読む

天の神よりみたまえば

「「「患者の生き方」を読んで」について 2」 天の神よりみ給えば  みなそれぞれに必要の ありて造りしものばかり  いずれも善で悪はなし 自分と同じ性情を  持たぬというて腹立てて あんな者があくかいと  決して非難をするでない あなたにとってはあかいでも  多数の人にあくならば まずまずよいではござらぬか  いわんやまして天地に 真から不要のものはない [生きがいの創造] 出口日出麿著 より ーーーーーーーーーーーーーーーーーー テンテン ツクツク テンテンと リズムに乗って 謡うなら 自分の気持ちも 晴れてくる でしょう。このように解決志向アプローチでいきましょう。 眞三 生きがいの創造

続きを読む

人生に絶望する前に

「患者の生き方」 で最後に取り上げた詩です。何人もの人からあの詩はどこからと聞かれます。 「生きがいの探求」 天声社 出口日出麿著 の最後にでている詩です。 淋しいでしょう 辛いでしょう しかし辛抱してください もう少しです 明けぬ闇はなく 尽きぬ冬はありません 歯を食いしばってでも 土にかじりついてでも どうなりこうなりこの峠を越えてください “ああだめだ”などとはけっして言わぬことです 東でゆきづまったら西へまわりなさい 南がふさがったら北へお逃げなさい 東西南北みなだめでしたら しばらくそこで臥(ね)ていてください 天地は毎日変わる 晴れくもり寒くあたたかく 日が出たり月が出たり 闇になったり朝がきたり ゆきづまったままの状態が 永久につづくかのように思いなさるな 淋しいときは祈りなさい 辛いときはお願いなさい 神よりほかに真の杖も柱もありません あなたも祈りなさい 私も祈ります ああ主よ わが心の闇を開かしめたまえ 負えるめぐりを いと小さき型において すまさせたまえ 身も心もあなたのものでございます 知恵あさく心弱きわれわれに 光と力をあたえたまえ 生きがいの探求

続きを読む

ほめ言葉?

 「患者の生き方」を読んでほめてくれる人がいる。 「あのまえがきの詩と最後に出てくる詩がとても良いですね。」 「あのー、その二つは私のものではないのですが。」 「いや、あの乳がんでなくなった方の挨拶文も良かったです。」 「そ、それも、私が書いたものではありませんが。」 何はともあれ、書いたものを最後まで読んでいただいたことを、感謝。感謝。

続きを読む