ルルドに到着

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フランクフルト空港で降りると、直ぐに乗り継いで、南フランスのツールズ空港に向かった。ルルドーはそこから更に南に向かいスペインの国境近くにある。

空港には大型のバスが待っており、快適なバスツアーとなる。バスの中ではマイクを使って参加者20人の自己紹介がおこなわれた。皆さんはそれぞれに色々な思いをもって、この研修旅行に参加されている。

牧師さんやシスターの方もいらっしゃり、クリスチャンの方が多いことは確かであるが、他宗教や無宗教のかたも多数おられた。看護師や助産師の方、ボランティアとしてスピリチュアルケアに興味を持っている方、大きな病気をもち手術をおえて参加した方など、様々な背景を持った人が参加している。医師の参加は、長崎のXX病院から派遣された山口先生と私の二人だった。

更にバスに揺られて2時間余り、古い街並みに入りバスがようやく通れる程の細い道をたどって目的のホテルに着いた時は、もう21時を過ぎていた。関西空港の集合時間から計算すると、もう20時間以上が経過している。古いつくりのホテルであり、私の部屋にはコンピューターを充電するためのコンセントもなかった。電話線をコンピュータにつないでみたが、インターネットにつなぐことができない。昨年の学会でフランスボルドーとドイツハイデルベルグに来た時には簡単につながったのに。一昨年はインドでさえも苦労しなかったのにと思うと、ホテルが古い建物であることがうらめしい。

フランクフルトからの飛行機の中で軽食のサンドイッチが出ていたが、何だか物足りない気がしたため、部屋に荷物を置くと早速山口先生と街に出て軽食をとることにした。夜の9時を過ぎても町はにぎわっている。川沿いにファーストフードのレストランがあり、ピザを食べて帰った。

その夜、突然激しい頭痛に襲われた。午前3時には吐き気が強くなり、トイレで何度も吐いてしまった。世界的な癒しの地ルルドにまできて、よりにもよってこんな頭痛に襲われるとは。薄暗い部屋の中で一人で頭痛と吐き気に悩まされながら、こんなところでくも膜下出血などおこしたらどうなるのだろうなどと考えて、不安になる。
 
 ルルドには世界の各地から毎年300万人が訪れるという。重病をかかえて不安な気持ちを持ちながら長旅をし、ようやくルルドにたどり着いた人が今までに何千万人もいたことだろう。そんな人の不安感は今の私の比ではあるまい。この頭痛もそのような人の気持ちを知る一つのきっかけかもしれないなどと考えていたら、いつの間にか眠ってしまっていた。

 目覚めた朝には、吐き気も頭痛もすっかり消え、おいしく朝食を摂ることができた。さあ、いよいよこれから心と魂の研修会の本番の第一日が始まる。


この記事へのコメント

2005年09月29日 21:41
 大変でいらしたのですね。
 時差の関係?それとも御疲れ?それとも頭痛持ちでいらっしゃるのですか?
 しんぞう先生御自身がクモ膜下?と思われるということは、きっとお忙しい毎日を過ごされてることと御察し致します。

 でもさすがしんぞう先生、頭痛さえも御自分の研修につなげられるとは!
 バスの窓の広いのに驚きました。
 
 
水井
2005年09月30日 07:55
おはようございます。
しんぞうさん、びっくりしました。もう、大丈夫なのですか?ご家族のみなさんも後で知ってさぞ、驚かれましたことでしょう。

ご出発前の超人的なスケジュールを思うと、
(台風の中、日本中駆け回っていらして)
お疲れのピークだったのではないか。と、思われます。大変だったのですね。

ルルドには大勢の方々が、それこそ、それぞれいろんな思いで、集まってこられるのでしょうね。聖地とよばれるような所・・しんぞうさんの思わぬアクシデントも含めて・・、やはり何か不思議なスポットなのかもしれませんね。

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